2021.08.03
美しい胸を維持するために!産後のバストケア方法6選美しい胸=ボリュームのある大きな胸という考え方はもう古い?!
多様性が尊重される現代社会では、単純に胸を大きくするバストアップよりも、「ありのままの自分を受け入れ、愛する」という考え方に基づいたバストケアが人気です。
そこでこの記事では、胸の大小に関係なく、いつまでも美しくありたいというすべての女性が取り組むべき、バストケアのメリットや方法について解説していきます。
監修者名 | 桐生 有紀先生 | ![]() |
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専門 | 形成外科・美容外科 |
所属学会
日本形成外科学会専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本美容外科学会会員、日本抗加齢医学会会員
プロフィール
国公立大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院にて勤務ののち、日本医科大学付属病院形成外科・美容外科、天現寺クリニック院長を経て、2018年より勝どき駅前皮ふ科クリニック院長を務める。クリニックではアトピー性皮ふ炎など保険診療のほか、プラセンタ注射やリフトアップといった保険外の美容診療まで幅広く診療している。
目次
美乳から遠ざかる?バストが崩れる原因とは
誰しもバストは年齢とともに変化し、下がっていくもの。
個人差はあるものの、バストの下垂自体は20代から始まっており、実際に加齢による変化が気になり始めるのは30歳を過ぎたあたりからだといわれています。
しかし、以下の原因に1つでも心当たりがある場合は要注意!
まだ若い年代にも関わらずバストの形が崩れたり、胸の老化を早めたりする原因となります。
- 生活習慣の乱れ
- 姿勢が悪い
- 栄養不足
- ブラのサイズが合っていない
今すでにバストの崩れに悩んでいるという人だけでなく、いつまでも美しい胸をキープしたいという人にとっても大切な要素ですので、しっかりチェックしておきましょう。
生活習慣の乱れ
おっぱいはその90%が、母乳を分泌するための乳腺という組織の周りについている脂肪でできています。
そしてその脂肪は、女性ホルモンの働きによって乳腺が太く発達すればするほど、ともに増加。
さらに女性ホルモンにはハリを保つ役割もあるため、女性ホルモンの分泌が減少すると、何だか胸がしぼんだり、垂れたりして見えるなどの原因となります。
女性ホルモンの分泌は加齢とともに減少しますが、それだけでなく、睡眠不足などの不規則な生活習慣によっても乱れるため、若い人でも注意が必要です。
栄養不足
先述したように、胸はその90%が脂肪でできています。
そして女性ホルモンが正常に分泌されるためには、心も体も健康であることが大切です。
このため糖質制限ダイエットなどの過激なダイエットは、バストの大敵。
必要な栄養がきちんととれていないと、胸自体のボリュームが落ちたり、女性ホルモンの分泌が減少してバストがしぼんで見えたりする原因となります。
姿勢が悪い
猫背などの良くない姿勢は、バストの垂れにつながります。
背中が丸まった姿勢だと肩甲骨が左右に広がり、胸が縮こまった状態に。
すると、胸を支える筋肉の一つである大胸筋がこり固まって衰えたり、同じように胸を支えるコラーゲン状の組織であるクーパー靭帯が縮んで、バストが垂れる原因につながります。
ブラのサイズが合っていない
クーパー靭帯は、バスト全体を包み込むように張り巡らされているメッシュ状の組織で、胸を支える重要な組織の一つです。
このクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストの加齢変化を早めてしまう原因になるので注意が必要です。
クーパー靭帯は加齢だけでなく、重力や揺れなどのダメージを一定以上受け続けることでも伸びてしまいます。
しかも、それ自体があまり伸縮性のない組織のため、一度切れたり伸びたりしてしまうともう元には戻りません。※1
そんなクーパー靭帯の機能をなるべく維持するには、普段からサイズの合ったブラを着用し、重力や揺れなどの日々のダメージからなるべく守ってあげることが一つ重要となります。
※1 バストのハリに関連するクーパー靭帯とは? | 美容整形は東京美容外科
美しい胸をキープするために。今すぐバストケアを始めよう
加齢や重力の影響によるバストの変化を、完全に止める方法はまだ見つかっていません。
しかし、だからとって何もせずに放置していると、バストはどんどん形が崩れたり、垂れたり、ハリツヤが失われていったりしてしまうことになります。
そこで最近、「いつまでも美しくありたい」と願う女性の新常識として、胸をなるべくいつまでも健康に・そして美しく保つバストケアという考え方が定着しつつあります。
バストケアとは?バストアップとの違い
バストケアとは、胸の形を美しく見せたり、ハリツヤを出すためのケアのことです。
大きな胸に憧れてボリュームアップを目指すバストアップとちがって、バストが垂れたり、形が崩れたりするのを防いで、なるべくいつまでも美しいバストを保つために行います。
多様性が尊重される社会となった現代では、この「ありのままの自分を受け入れ、愛する」というバストケアの考え方が受け入れられ、今や多くの女性が実践するにいたっています。
バストケアを行うメリット
それでは、今流行りのバストケアを始めると、具体的には一体どんなメリットがあるのでしょうか?
より女性らしいボディラインが手に入る
形が良く美しいバストは、まさに女性らしさの象徴。
このため胸に良い生活習慣を身につけ、日々ケアを行ってバストを美しく保つことで、より女性らしいボディラインが手に入ります。
乳がんの早期発見につながる
日本女性がかかるがんの中でもっとも罹患率が高いのが、乳がんです。
現在では、9人に1人が発症するといわれているほど罹患率の高い病気ですが、早期に発見できれば命を落とすことはありません。
それにも関わらず検診の受診率は低く、発見した時は手遅れということも珍しくないというのが国内の実情です。
意外にも、日々バストケアに取り組むことはそんな乳がんの早期発見にも役立ちます。
なぜなら頻繁にバストに触れることで、シコリなどのちょっとした違和感に気づきやすくなるためです。
さらに胸に良い生活習慣というのは、そのまま健康に良い生活習慣とも言い換えられるため、バストを美しく保とうという日々の心がけは、結果的に病気の予防にもつながります。
「キレイになりたい」というその想いが、バストだけでなくからだ全体を健康へと導いてくれるなんて、こんなに嬉しいことはありませんね。
バストケアにはどんな方法がある?
バストケアは、胸の大小や年齢に関係なく「ずっと健康で、美しくいたい」というすべての女性のために必要なケアだといえます。
そんな風に胸を美しく・健やかに保つバストケアには、生活習慣の改善から、ナイトブラやバストケアクリームなどのアイテムの活用、マッサージや筋トレなどのさまざまな方法があります。
そこでここからは、バストケアに興味があるという女性のために、生活の中に簡単に取り入れられるバストケアの方法について紹介していきます。
バストケア方法①自分に合ったブラを着ける
健やかで美しいバストを保つには、栄養バランスのよい食事をとって、睡眠不足などの生活習慣の乱れを正し、普段から正しい姿勢を心がけることが先決。
そして、それと同じくらい大切なのが、普段から自分のバストに合ったブラを着用することです。
自分の胸の形やサイズに合ったブラを正しく着用することは、バストケアの中でも特に、胸の垂れを防ぐために重要です。
加齢変化だけでなく、揺れや重力などのダメージを一定以上受け続けることも、バストが垂れてしまう大きな原因の一つ。※2
普段から自分に合ったブラを着用していれば、そんな日常生活におけるダメージを最小限に抑え、胸を支える皮膚やクーパー靭帯が伸びるスピードを遅らせるという垂れ乳防止効果が期待できます。
※2 「衝撃から乳房を守ることが大切」-京都府立医科大学 大学院医学研究科教授 河田光博先生
正しいブラの着用はバストケアの基本
案外知らない人が多いのが、正しいブラの着用方法。
せっかく毎日ブラを着けていても、正しい着用方法でないとその効果は半減してしまいます。
そこでまずは、快適に・美しく・胸をきちんと守るために、ブラジャーの正しい着用方法を今一度おさらいしておきましょう。※3
- ストラップを肩にかけて、ブラの下側を持ち、前に体を倒してワイヤー部分をバージスライン(胸の下のライン)に合わせる
- バストをカップにおさめ、そのままの姿勢で後ろのホックを留める
- 前かがみのまま、右手で右のストラップの付け根を少し浮かせ、左手で右側のバスト全体をやさしく持ち上げ、中に入れる
- 体を起こして、ストラップの長さを調整。(指1本がスッと入るくらい)
- 反対側も同様に行う
※3 ブラの正しい着用方法をマスターしよう|下着の基礎知識 | ワコール
【セルフチェック】今のブラでサイズは合ってる?
上記の方法で正しくブラを着用してみたら、今度は腕を上下に動かしたり、体を左右にひねってみて。
そして、以下の項目に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
- ・ズレたり、肩紐が下がってくる
- ・カップの中に隙間がある
- ・カップから胸が盛り上がっている
- ・締め付けがきつい
上記のいずれかに1つでも当てはまる場合は、大きすぎる、または小さすぎるなど、ブラがあなたの胸に合っていない可能性が高いです。
何段階かホックがある場合は、止める位置を変えるなどして調整。
それでもダメならランジェリー専門店でサイズを計り直し、自分に合ったものを新調するようにしましょう。
自分に合ったブラの選び方
自分に合ったブラを購入するには、ランジェリー専門店でサイズを計測してもらい、その後実際に試着して、店員さんに相談しながら決めるのが一番です。
「自分で測れるから大丈夫」「試着するのは面倒臭い」という人も中にはいるかもしれませんが、実はサイズだけでは本当に自分の体に合ったブラジャーというのは分かりません。
なぜなら同じサイズのブラジャーでも、体型、肉質などにより選ぶべきブラジャーは変わってきます。
このためブラを新調する際は、できればプロに採寸をお願いし、正しい着用方法で試着をしてから購入するのがベストだといえるでしょう。
バストケア方法②ナイトブラを着けて眠る
そのほかに手軽に取り入れられるバストケアとしては、ナイトブラの着用がおすすめです。
実はバストは昼だけでなく、夜も寝返りで揺れたり、さまざまな方向から重力がかかったりしてダメージを受けている状態です。
つまり、どんなに昼間、サイズの合ったブラを着用していても、夜に何も着けないで眠っていると、結局胸を支える組織にダメージが蓄積してしまうということになります。
そんな就寝時のダメージから、無防備なバストを守ってくれるのが寝る時専用のナイトブラ。
中には、夜寝る時にブラをつけることにやや抵抗がある人もいるかもしれませんが、ナイトブラはあらかじめ就寝時に使うことを想定して作られたものです。
昼用ブラと違って、睡眠を妨げないよう、胸を優しく包み込んでくれる快適な着心地の商品が多いため、今までノーブラ派だったという人でも安心して着用できます。
おすすめはシンデレラマシュマロリッチナイトブラ
バストケアが注目されている今、ナイトブラ市場にも多くの商品が出回っていますが、その中でももっともおすすめなのがシンデレラマシュマロリッチナイトブラです。
胸の垂れや形崩れの原因となる、寝返りによる揺れや重力などのダメージから、バストをしっかり保護。
そのほか、レースやホックなどお肌のチクチクの原因となるものは全て排除するなど、ナイトブラとしての機能性に特化し、快適な着心地を実現しているため、「今までノーブラ派だったけど、ナイトブラを着け始めたい」という方にぴったりだといえるでしょう。
>>ラクして本気のバストケアを始めるなら♪シンデレラマシュマロリッチナイトブラ
バストケア方法③バストケアクリームをつける
最近、ナイトブラ以外のバストケア専用のアイテムとしてはバストケアクリームが人気です。
バストケアクリームとはその名の通り、塗るだけで簡単にバストケアができるクリームのこと。
直接お肌に塗ることで、さまざまな美容成分が浸透し、潤いのあるふっくらとしたバストへと導くのを手伝ってくれます。
バストケアクリームの種類
バストケアクリームに配合されている有効成分としては、女性ホルモンの活性化を促すプエラリアや、お肌にハリと弾力を与えるとされているボルフィリンなどがあります。
もし初めてバストケアクリームを使うのなら、プエラリアよりもボルフィリンが配合されたものがおすすめです。
なぜなら女性ホルモンに作用するプエラリアは、使い方を間違えたり、体に合わなかったりすると、ホルモンバランスの崩れを引き起こし、生理不順、不正出血、頭痛などの副作用を引き起こす危険性があるためです。
その点、ボルフィリンは女性ホルモンではなく脂肪細胞に働きかける成分です。
このため他の美容製品と同じで、人によってはクリームが肌に合わないということはあってもプエラリアより副作用のリスクは低いため、比較的安心して使用できます。
ボルフィリン5%の高配合!マシュマロリッチクリーム
バストケアでいまもっとも注目されているボルフィリンを配合したバストケアクリームをお探しなら、おすすめなのはマシュマロリッチクリーム。
他社製品ではあまり見ないボルフィリン5%という高配合で、理想的なハリのあるふっくらとした肌感のバストへと導いてくれます。
そのほかにも贅沢に配合された美容成分が角質層のすみずみまで浸透し、お肌をケア。
ふわっと広がる清楚でフローラルな香りが、自分を優しくいたわるリラックスタイムにぴったりです。
お風呂上がりにマッサージするのがおすすめ
バストケアクリームを塗るタイミングはお風呂上がりがおすすめ。
入浴後は体温の上昇とバリア機能の低下から、皮膚の乾燥が進みやすい状態になっていますので、バストケアクリームを使って保湿してあげましょう。
その時いっしょにマッサージをしてあげると、バスト周りの筋肉が緩み、柔らかくふっくらとしたバストや美しいバージスラインが目指せます。※4
- ・バストの間に親指を置き、その他の指を揃えてアンダーバストに添える。
- ・バストを中心に5回、大きく円を描きながら寄せ上げるようなイメージで回す。
- ・にぎりこぶしを使って、鎖骨中心から内側をほぐすようなイメージで、円を描きながら外側〜ワキまでほぐしていく。
- ・指先をしっかりとあてて、鎖骨中心から外側に向かってそっとなでるようなタッチでワキまで流していく。
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【まとめ】バストケアという新習慣で、いつまでもキレイな自分。
加齢によるバストの変化は誰にでも訪れますが、毎日しっかりバストケアを行えば、その老化スピードは遅らせることが可能です。
バストケアの基本は、規則正しい生活習慣を送り、日頃からサイズのあったブラを着用して、揺れや重力などの日々のダメージからバストを守ること。
そのほかにもナイトブラの着用やバストケアクリームを使ったマッサージなど、始めやすい方法から生活の中に取り入れて、美しく・若々しい美胸をキープしましょう。